コナンの黒幕、烏丸だった

黒の組織のボスの人物が明らかに


コミックス95巻より引用

コミックス95巻にて、工藤優作氏から「ASACA RUM」の暗号の内容が【CARASUMA】つまり烏丸蓮耶だということが報告されました。

ファンの方が運営している黒の組織のボスに関わる考察サイトを見る機会のなかった人にとってはあまり聞き覚えのない名前かもしれませんが、コミックス30巻で起こった事件の舞台となった【黄昏の館】の持ち主として一度説明されている人物です。

烏丸蓮耶は日本随一の大富豪で、半世紀前に謎の死を遂げたとされています。すでに死んでいるのでコミックス30巻でも「そういう人物がいた」として紹介されたのみ。

この烏丸蓮耶、コミックス31巻以降は一度も名前が出てきませんが、

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  • すでに原作に名前が出ている人
  • ボスのメールアドレスが「七つの子」で、歌詞がカラスのことを歌ったものである点
  • ASACA RUMのアナグラムがCARASUMAになるという点
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から、コナンフリークの間ではボスは烏丸蓮耶説が一番有力でした。

実際ファンの推理は当たっていたことになりますが、正体バレの流れがあまりも唐突すぎたので、あまり感慨深くないというか…ちょっと打ち切り感のある解答編となりました。

正体バレの流れ

17年前に、将棋の名人の羽田浩司という人物が何者かに殺されるという事件が起こりました。羽田浩司はシェリーが保管していたアポトキシン4869服用済リストの中に名前が入っており、なんらかの理由で黒の組織と関わっていたと予想されます。

羽田浩司襲撃事件の現場にあった、「PUT ON MASCARA」と印字されていたメーカー製の手鏡が「PTON」というアルファベットを残して割られていたことから、元の単語から「PTON」を差し引いたアナグラムによって、「ASACA RUM」という単語になるというところまで割り出しました。

ASACA=浅香は羽田浩司と同日にホテルの別の部屋で亡くなっていたアマンダ・ヒューズという資産家のボディーガードの名前です。

アマンダが亡くなってから浅香が行方をくらましていることもあり、彼女がなんらかの秘密を握っている可能性が高そうです。

暗号通りなら、その浅香がラムである可能性もありました。

…というところまで突き止めていたのですが、その後帝丹高校の修学旅行編となり、工藤新一の姿がマスコミに報道され、その騒ぎを収めるために工藤夫妻が帰国したところで、工藤優作氏より先の暗号が「CARASUMA」と読めるという話が告げられました。

コナンで出てくる伏線はチラ出ししながら長い年月をかけて解決編に到達する、というのが当たり前でした。

今回もASACA RUMの暗号でしばらく引っ張りつつ、真実である「CARASUMA」にたどり着く展開が予想されましたが、実際は突然工藤優作氏から答えが出て終わりでした。

本誌の休載の関係?

2017年より、作者である青山剛昌氏は体調不良を理由にちょくちょく休載しています。

基本的に休載というのは、読者が離れていく要因でもあるので、その前に重要な事実を一つ投下して、離れさせないようにしたのかもしれません。

今まで海外を飛び回っていた工藤優作が「ことが終わるまで日本に留まる」と言っていることから、すでに終章に入っているのかもしれません。