赤井さんが初登場したのは、コミックスで言うと29巻です。アニメ版のタイトルは「謎めいた乗客」。コナン達が乗ったバスがバスジャックに遭う事件ですが、その時同じバスに赤井さんが乗り合わせています。
この話、ベルモットや後のFBIに関する伏線やコナンと灰原の名シーンもあったり、かなり重要な回です。コナン好きなら必ず見ておきたい話です。
※解説にネタバレを含みます。ご注意下さい。
あらすじ
博士と少年探偵団はスキー場に向かうためにバスに乗っています。その途中でたまたま会ったという新出先生とジョディ先生(この時は蘭の高校の英語の先生をしている)と一緒に乗り合わせます。
そのバスがバスジャックに。コナンは犯人達の言動から、仲間が乗客に扮して1人紛れていることを突き止めます。
バスジャック犯を制圧するためには、まずは邪魔されないようにもう一人の仲間が誰なのかを突き止めなければなりません。
コナンが最後部座席にいる3人のどれかではないかと目星をつけます。その1人の中にたまたま赤井さんがいたというわけです。
何故バスに乗っていたか?
おそらく上司のジェイムズ・ブラックに命じられてベルモットが変装している新出先生の調査をしていたのでしょう。
この時期はベルモットはジョディ先生に化けているというミスリードが多かった時代なので、当時の読者的にはジョディ=ベルモット、赤井=怪しい人物、黒の組織関係者?という認識をしている人が多かったはず。
初期の様子
初登場時の赤井さんは完全に不審者です。目つきも悪いし風邪を引いている設定でマスクもしている。
当時、この時のキャラがあんなにかっこよくなってコナンを助けてくれると予想できた人は少ないでしょう。
実際、赤井さんはここで登場してから正体が分かるのはかなり後でした。新出先生がベルモットだと分かる二元ミステリーまで謎の人物のままです。